中国銀行(BOC)の口座通帳の種類

BOCでは、普通預金通帳と定期預金通帳の2種類あり、それぞれ通帳を作らなくてはいけないらしいということが分かりました。普通預金も定期預金も1冊の通帳で済む日本の総合口座とは違うようです。

私は、普通預金通帳しか作らなかったようです。BOCNETで定期預金をしようとしたのですが、それらしい選択肢を選ぶことができなかったため、BOCのサイトで色々調べてみて分かりました。普通預金通帳のことを、「活期一本通」と言うのですが、「一本通」がこれ1つで全部入り、つまり日本の総合口座と同じだろうと勘違いしていました。現状では人民元の定期預金はできないので、またの機会に、定期預金通帳を開こうと思います。今回色々わかったことを、書いておきます。

普通預金と定期預金の2つの通帳の、概要は以下のとおりです。

1. 普通預金口座通帳(活期一本通, Passbook of Savings Accounts)

活期一本通は、日本の普通預金口座通帳に相当するものですが、日本と大きく違うところは、1冊の通帳で元以外の様々な外貨を預金できることと、外貨の売り買いができることです。最低預金額は、人民元の場合は1元、外貨の場合は20元相当の外貨となるらしいです。

預金できる通貨は、ドル、ユーロ、日本円、香港ドル、ポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、シンガポールドル、マカオ・パタカ(広東省のみ)です。マカオ・パタカって初めて知りました。

私はこの、活期一本通しか作らなかったことが判明しました。

2. 定期預金口座通帳(定期一本通, Passbook of Time Deposits)

定期一本通は、その名のとおり定期性の預金を扱う通帳です。取り扱い通貨は、ドル、ユーロ、日本円、香港ドル、ポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、シンガポールドルの9種類です。人民元であれ外貨であれ、定期預金をするためには定期一本通が必要です。

最低預金額は人民元ならば50元です。外貨の場合は預金者の住所によって500元か50元です。
50元  :  C-type : 中国に住む中国人(香港、マカオ、台湾を除く)
500元 : B-type : 中国に住む中国人以外
預金者の種別は、B-typeとC-typeのように表現するようです。日本人はB-typeで、最低預金額は500元です。

定期一本通では、預金日、預金の種類、通貨、などが異なる複数の定期性預金をすることができ、それぞれ番号が振られて管理されます。だいたい日本の定期預金と同じですが、外貨の定期預金もできることが日本との違いです。

Webサイトでは、定期一本通の預金は”Local Units”内の銀行間で共有されており、 “Local Units”内の銀行ならばどこでも預金や引き出しが可能、と書かれていました。”Local Units”は「分行」の管轄範囲を言うのでしょうか?よくわかりません。

まだまだよく分からないですが、詳しいことは、実際にやりながら理解していこうと思います。

次は、定期預金の種類について調べてみます。

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