前々からADF搭載のスキャナが欲しくてたまりませんでした。うちは狭いので、紙文書をできるだけ減らしたいためです。
こういったスキャナは、何枚も紙を束ねてセットすると、自動的に両面をデジタルで読み込んでくれて、PDFだとかjpegだとかに保存できるっていう代物です。読み込んだ文字画像を読み取って、テキストデータを抽出するようなことも可能です。これをOCRと言います。OCRをした後にテキストデータを埋め込んだPDFで保存すれば、内容を検索できるPDFファイルを作成できます。
ドキュメントスキャナを買うために、簡単に4機種の比較をしてみました。これら4機種はコンシューマ向けADF搭載ドキュメントスキャナとして、代表的なものです。
※1 速度は該当機種の最大値
※2 80mg/mm^2へ換算
※3 amazonで2011年11月に調査
価格帯は2.1万円~3.3万円くらいです。価格と読み取り速度は対応しているようです。
で、スタパ斎藤氏の記事によれば、
S1300の(A4サイズ原稿の)スキャン速度は、最速でも毎分8枚(16面)。数字だけ見るとS1500の半分程度の速度ってイメージだが、実際の使用感としてはもっと遅い。
たとえば拙者の場合、通常は読み取りモードをスーパーファイン(カラー/グレースケール300dpi、白黒600dpi相当)にしている。S1500はこのモードで毎分20枚(40面)スキャンできる。が、S1300の場合はこのモードだと毎分4枚(8面)、USBバスパワー駆動だと毎分2枚(4面)しかスキャンできない。
ぶっちゃけた話、S1500のスピードを知っている者にとって、S1300のスキャン速度はヤケに遅いのであり残念であり脱力モンと言える。ハッキリ言って、多量の紙書類をサササッと効率良く電子化したいという人には、全然オススメできないS1300である。
お手頃ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1300」@ケータイWatch
ということで、速度的にはS1300はちょっと遅すぎる、ということみたいです。
上記比較表でも、一番遅いのがS1300であり、次に遅いDR-P215との速度差は、グレースケールの場合で2倍以上開いています。ところが価格差は4000円程度です。サイズを見てみると、S1300とDR-P215はかなりコンパクトですが、S1300は天板が斜めになってしまうので、DR-P215に分があるように思えます。どうも、S1300を積極的に選ぶ理由は無さそうです。
読み取り速度が早い領域では、S1500とDR-C125がほぼ拮抗しています。ただ、S1500にはAcrobatが付属するので、わずかな追加投資でAcrobatが手に入ることを考えるとS1500に分があるように思えます。
私の場合、何十冊も本を読み込む元気は無いだろうということ、少しでも安いほうが財布にやさしいこと、コンパクトでないと机上や家を圧迫してしまうこと、等々を勘案して、DR-P215を買ってみようと思います。コンパクトさと、中くらいの速度、中くらいの価格です。結果はまた次の記事で書こうと思います。
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