imageFORMULA DR-P215を買ってみた

前回、家庭用ドキュメントスキャナの比較をして、CANONのimageFORMULA DR-P215を選んだところまで書きました。

ScanSnap vs imageFORMULA ~コンシューマ向けドキュメントスキャナを比較する~@馬坂コム

これが届いて色々使ってみたので、レビューしてみたいと思います。

B005X472GSCanon imageFORMULA DR-P215 A4対応CISセンサー 給紙枚数20枚 USBバスパワー駆動 USB3.0対応 コンパクトモデル
キヤノン 2011-10-27

概観

下の写真は、折りたたんだ状態です。上にケータイを乗っけてあります。ご覧のとおり、かなりコンパクトです。紙書類を無くして場所を節約するためにスキャンするのですから、本体のサイズが小さいのはうれしいです。

 

パカッと開くと、下のようになります。蓋を開くことによって電源が投入されます。唯一のボタンは、スキャン開始を命令するために使用します。

 

ドライバや関連ソフトのインストールは不要

ドライバや関連ソフトの収められたDVDが付属していますが、これをインストールしなくても動作します。スキャナをPCへ接続すると、リムーバブル記憶域としてPCへドライブがマウントされます。そこにあるプログラムを実行すれば、スキャンができます。これは結構よくできた仕組みです。最近ですと、CDやDVDドライブが備えられていないPCが増えているので、そういう場合にも有難い仕組みだと思いました。

インストール無しの場合使うのはCaptureOnTouch Liteというソフトで、DVDに入っているのはCaptureOnTouchです。Liteの有り無しの違いは小さく、基本的な読み取り機能について差異は無いように見えました。多量のスキャンをするのでなければ、ずっとLiteを使い続けても良いのかもしれません。LiteであってももちろんOCRしてテキストデータをPDFへ埋め込めます。

 

USBケーブルの本数と読み取り速度の関係

本機には2本のUSBケーブルが付属し、1本は普通のmicro USBケーブル、もう1本はACアダプタのプラグになっています。USB2.0ポートを使用する場合、1本で接続しただけでもスキャンできますが、速度が低下します。2本接続することによって、本機の最大速度でスキャンが可能です。USBの電力供給の関係のようです。

下の写真は、本機の後ろ側の端子を写したものです。このように、micro USBのジャックと、DC5Vを供給するACアダプタのジャックがそれぞれあります。

USB3.0のポートがあれば、1本接続だけで最大速度でスキャンできるようです。ちなみに、旧機種のDR-150では、USB3.0ポートへ1本だけ接続しても、低速でしか動かないようです。

 

動かしてみた様子

カラー・300dpiで読み込んでいる様子です。家庭用として十分のスピードだと思います。

 

 

写真ハガキ(年賀状)は滑ってしまう

古い年賀状もスキャンしたのですが、その際、ハガキと写真を貼り合せたタイプ厚めのものは、滑ってしまってうまくスキャンできませんでした。指で押してやれば取り込むのですが、スキャンした画像は縦に伸びてしまいます。薄めの材質のものは問題ないようで、プリントした写真は問題ありませんでした。

 

惜しい点

読み込みソフトであるCaptureOnTouch Liteでスキャンしたあと、プレビューが表示されるのですが、これをカーソルで移動できないです。複数枚の紙文書を読み込んだ後、文書の縦横や方向を確認するために、パラパラと複数ページを一通り表示したい場合があります。このとき、いちいちプレビューをマウスでクリックしないと表示を移動できません。CaptureOnTouchは、特殊なインターフェイスなものの、かなり良い出来なので、ここがすごく惜しいです。

 

まとめ

ドキュメントスキャナってなかなか良いです。ガンガンスキャンして部屋を片付ける気が沸いてきます。本機種はコンパクトなので、部屋を圧迫しません。

B005X472GSCanon imageFORMULA DR-P215 A4対応CISセンサー 給紙枚数20枚 USBバスパワー駆動 USB3.0対応 コンパクトモデル
キヤノン 2011-10-27

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