中国銀行へお金を送る場合のことを考えて、中国銀行の外国為替相場表を見てみました。
2010-02-27 02:59:14のUSDとJPYのデータです。
出典:www.boc.cn
Currency Name | Buying Rate | Cash Buying Rate | Selling Rate | Middle Rate | Pub Time |
USD | 681.28 | 675.82 | 684.02 | 682.69 | 2010-02-27 02:59:14 |
JPY | 7.6417 | 7.4058 | 7.7031 | 7.6376 | 2010-02-27 02:59:14 |
中国銀行では外貨で人民元を買う場合、手数料が取られないようで、ユーザが負担するコストは、売りと買いの価格差(スプレッド)です。
ドル/人民元には、100ドルあたり約0.4ドルのスプレッドがあり、
円/人民元には、 100円あたり約0.8円のスプレッドです。
つまり、両替のコストは片道で、
ドル→人民元 : 0.2%
円 →人民元 : 0.4%
日本の銀行のドル/円のスプレッドは、1ドルあたり2円、片道で1%を取ることを考えれば、中国銀行のスプレッドは良心的です。
円/元の両替コストはドル/元の両替コストのおよそ倍で、差は0.2%です。FX業者などを使って安くドルを買い、中国銀行でドル/人民元の両替を行うことでコストを下げられる可能性はあります。ただ、100万円に対する0.2%のコストは2000円ですので、それほど大きな金額を扱わなければ、手間の割には利得が少ないと思いました。
外為どっとコム(FX業者)を使ってドルを買う場合、
・ 1ドルあたり1銭のスプレッドによるコスト(片道)
・ 1ドルあたり3銭の外貨受け渡し手数料
・ 1500円(三井住友銀行本支店あて)又は6500円(それ以外)の振込み手数料
がかかります。1ドル=90円のときに100万円分のドルを買うと、11,111ドル買えて、444円+ 1500円 ≒ 2000円(三井住友銀行本支店)のコストが生じます。
今回は、中国銀行の外国為替コストについて考えたのですが、送金全体でも考える必要があると思いました。たとえば、ゆうちょ銀行の海外送金はコストが安いと評判なのですが、中国あての送金はドル建てのみのようです。送金方法などを総合して、何がトクか検討してみる予定です。
コメント
[…] ロイズだと最低3500円で海外送金できるので、検討の価値はあります。Webにはドル建て送金しか書いて無いので問い合わせたところ、中国銀行あてだったら、円建て送金できるとのことでした。人民元を買う場合には、円で送金して、円で人民元を直接買うのがおトクなはずです。(中国銀行(BOC)の外国為替相場表@馬坂コム) […]