PC Xサーバのまとめ

PC Xサーバの使用感をまとめてみました。

1. Astec-X

日本製なので、Webページやドキュメントが充実している。SolarisのCDE時代には非常に安定していた感触があるが、Linuxで使用すると不安定でクラッシュする場合があった。ただ現在では、これら問題は解消されている。サポートも親切で、不具合を報告すると修正版を送ってくれたりする。試したことはないけれど、OpenGLに対応しているらしい。ssh転送も問題ない。

でも、CAD/CAMでポリゴン数が多い場合とかに、Exceedよりほんのちょっとモタツク気がする。値段は高い。

2. Exceed

パフォーマンスチューニング機能があって、ビデオカードを使ってベンチマークして、各種パラメータを調整できる。これを実行すると、特にCAD/CAMなどポリゴン数が多い場合に速度が早くなる。チューニングしたExceedは、Astec-Xよりも早い気がする。

しかし、OpenGLとかssh転送を使おうとすると、追加料金が必要。値段は高い。

3. Xming

タダで使えるバージョンは古く、現在のLinuxなどで使うと不安定な場合がある。最新のバージョンは10ポンド寄付することでダウンロードでき、商用品と遜色なく使用できる。デスクトップのアニメーションなど、商用品がもたつく場面でも、スムースな感じがする。CAD/CAMなどポリゴン数が多い場合には、Exceedに劣るがAstec-Xくらいのスピードは出る。また、OpenGLにも対応しており、ssh転送もok。

まとめ

安定性はどれも申し分無い(最新版に限る)。コストパフォーマンス的には、Xmingが最高。商用レベルのサポート・安心感を求めるのであれば、Astec-XかExceed。

参考:Windowsで動くXサーバ・カタログ@IT

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